キャバ嬢は、ハンドサインを使用しながらスタッフとのコミュニケーションを図ります。
この記事では、どんな時にハンドサインを使用するのか、絶対に覚えておくべきものは何かを解説しますので、これからキャバ嬢を目指す女の子はぜひ参考にしてください!
キャバ嬢が使うハンドサインとは?
キャバ嬢が使うハンドサインとは、その名の通り手でお店のスタッフに合図を送ることです。
キャバクラでハンドサインを使う理由は3つあります。
まず、キャバクラの店内は多くのお客さんで賑わっていて声が通りにくいこと。
そして、お客さんとの会話を中断してスタッフと会話するよりも、ハンドサインで合図を出した方がスムーズにやり取りができるといった理由も挙げられます。
さらに、お客さんの中には、キャバ嬢がスタッフと仲良くやり取りをしている姿をよく思わない人も少なからずいます。
「もしかしたらこの2人はできているのか?」といった余計な詮索をされないためにも、できる限りハンドサインを通してやり取りをすることが基本となります。
ハンドサインは全国共通?
キャバクラのハンドサインは全国共通で、使わないキャバ嬢はほとんどいません。
もちろん、地域によってハンドサインの微妙な違いはありますが、基本的にはほとんど同じです。
一度覚えてしまえば全国どこでも通用するため、実際にキャバ嬢として働くまでに覚えておきましょう!
キャバ嬢が使うハンドサイン
ここからは、キャバ嬢が実際に使うハンドサインを解説します。
キャバ嬢として活躍するために必須のハンドサインばかりなので、しっかりと覚えてくださいね。
おしぼり
おしぼりのハンドサインは、両手をグーにして雑巾を絞る様に表します。
普段行う動作がそのままハンドサインとして使われているため、イメージしやすいのではないかと思います。
基本的にキャバクラでは温かいおしぼりが出されますが、場合によって冷たいおしぼりを使い分けられるとキャバ嬢として一目置かれます。
冷たいおしぼり
冷たいおしぼりは、「つめしぼ」と呼ばれることもあり、両手の爪と爪を擦る様なハンドサインで表します。
暑い夏はもちろん、お酒を飲んでほてったお客さんからは冷たいおしぼりの方が喜ばれることが多いですし、先回りして用意しておくと気が利くキャバ嬢と評価してもらえますよ。
灰皿
灰皿のハンドサインは、両方の親指と人差し指を使って円を作る様に表します。
キャバクラでは、吸い殻が1〜2本溜まるごとに灰皿を交換するのがテーブルマナーとなります。
喫煙者のお客さんも多いため、灰皿の交換は優先して覚えたいハンドサインのひとつです。
ライター
ライターのハンドサインは、実際にライターに火をつける様に表します。
お客さんがたばこを吸う際に火をつけるのもキャバ嬢の大切な仕事で、常に2〜3個は常備しておきたいもの。
しかし、ウッカリと忘れてしまったり火がつかなくなってしまった際などは、ハンドサインを出して新しいライターを用意してもらいましょう。
メニュー表
メニュー表のハンドサインは、本を読む様に両手を合わせてそのまま左右に開く様に表します。
このハンドサインは、お客さんがドリンクなどを注文する際に使用します。
キャバクラは、お店によってテーブルにメニュー表が用意されていないこともあり、定番のお酒を頼むだけであればわざわざメニュー表を見なくて良いという人もいます。
しかし、あまりキャバクラ遊びに慣れていなかったり、新規でお店に来てくれたお客さんからはメニュー表を見せてほしいと頼まれることもあるため、しっかりと覚えておきましょう。
場内指名
場内指名のハンドサインは、両方の手のひらを上から下に軽く振り下ろす形(地域によっては片手で表す場合もあります)か、人差し指を下に伸ばして「ここにいます」といった形で表します。
せっかくお客さんから場内指名をもらったのであれば、楽しい雰囲気を中断してスタッフを呼ぶのはナンセンスです。
できるキャバ嬢としてしっかりと場内指名のハンドサインを覚えてくださいね!
アイス(氷)
アイスのハンドサインは、親指と小指をピンと伸ばしながら指先を下に向けて表します。
アロハポーズを逆さまに向けた形にも似ており、アイスペールを持ち上げる際の仕草がハンドサインとして使われる様になったといわれています。
キャバクラでお客さんをおもてなしするためには、アイスは必要不可欠です。
テーブルに用意されているアイスが半分ほどなくなった際には、すぐにハンドサインを出して取り替えてもらいましょう。
グラス(ゲスト用)
ゲスト用グラスのハンドサインは、親指と人差し指を伸ばして「L字」で表します。
ゲストグラスは、お客さんがシャンパンやワインなどの抜き物を注文したり、何らかの理由でグラスが汚れてしまった場合などに使用します。
次に解説するキャスト用グラスと合わせてしっかりと覚えてくださいね。
グラス(キャスト用)
キャスト用グラスは、親指と人差し指を曲げた「コの字」で表します。
キャスト用グラスはお客さんのものと比べてやや小さく、「ちょっとだけ」といった仕草や英語の「C」などをイメージすると覚えやすいですよ。
延長
延長のハンドサインは、両手の人差し指をくっつけて「ハの字」を作り、それを離すジェスチャーで表します。
多くのキャバクラではセット時間終了直近にスタッフが延長の確認をしますが、お客さんの方から延長したいと言われた際にはハンドサインを通じてその旨を伝えましょう!
お会計(チェック)
お会計(チェック)のハンドサインは、両手の人差し指でバツを作ることで表します。
キャバクラに限らず多くの飲食店で使われるハンドサインであり、ナイトワーク未経験者の女の子も知っているという人が多いかもしれませんね。
お客さんの退店の合図となるため、スタッフに対してはこっそりと控えめに表すことがマナーとなります。
キャバ嬢のハンドサイン以外の伝え方
キャバ嬢はハンドサインを使用してスタッフとやり取りすることが基本となりますが、場合によっては以下の方法でコミュニケーションを取ることもあります。
それぞれについて見ていきましょう。
スタッフを呼ぶときは「お願いします」
ボトルの注文や確認事項がある場合などは、片手を挙げて「お願いします」とスタッフを呼びます。
ハンドサイン以外での要件となるためスタッフがテーブルまで確認に来てくれます。
また、基本的にスタッフはフロア全体を気にかけていますが、お店の混雑時などはハンドサインに気付かないこともあります。
その場合には、「お願いします」と声をかけてスタッフに対応してもらいましょう。
お客様がお手洗いに行くときは「ご案内お願いします」
お客さんがお手洗いに行く場合には、片手を挙げて「ご案内お願いします」と伝えればスタッフがトイレに案内してくれます。
キャバ嬢はスタッフに案内を任せてテーブル周りの掃除をし、その後おしぼりを持ってお手洗いの前でお客さんを待ちます。
主要なハンドサインは絶対に覚えておこう!
ハンドサインは、キャバ嬢として働く上では必ず覚えなければなりません。
入店直後の段階で覚えていないのは仕方がありませんが、お客さんに楽しいひと時を過ごしてもらうためにも可能な限り早くマスターしたいものです。
また、ハンドサインはスタッフとの連携も求められるため、タイミングを見てしっかりと合図を出すことも大切です。
お客さんの時間を奪わないためにも、日頃からスタッフとのコミュニケーションも意識してくださいね!